ルイボスはどこで作られている?
ルイボス(rooibos)は学名をアスパラサス・リネアリス(Aspalathus linearis)といい、マメ科のアスパラトゥス属、双子葉植物の一種です。
ルイボスは、南アフリカ共和国で使われているアフリカーンス語で「赤い藪」という意味があり、針葉樹のような細かな葉を発酵乾燥したものがルイボスティーで、茶葉の色が赤身を帯びています。
高さ1.5m程の低木で、たくさんの細い枝には針のような葉を付けます。
収穫までには2年程の期間がかかり、その長い根で、地下深くにあるミネラルを吸い上げます。
葉と枝は、年に1度、初夏に収穫されます。
葉と枝を刈り取り裁断後、積み上げて発酵し、天日干しするという原住民の伝統的な製法は基本的には昔と同じなのです。
ルイボスは、南アフリカのセダルバーグ山脈の高原地帯が唯一の産地なのです。
ルイボスティーの栽培は、日本の気候では非常に難しいとされており、成功例はほとんどありません。
独自で栽培するのはほぼ不可能に近いのです。
様々な国で栽培に挑戦したようですが、適した環境でないと育たないという難しい植物なのです。
ヨーロッパ、オーストラリアでも栽培を断念したと言われています。
南アフリカのセダルバーグ山脈の高原地帯は、世界的にも日照時間が長い国のひとつです。
非常に乾燥した気候と海抜450m以上で酸性の土、年間の平均気温は夏期40度前後、冬期でも日中は25度前後で、1日の気温の変化が激しく、その差は30度以上になることもある厳しい環境の中でルイボスは、育つのです。
さらに南アフリカは、金やダイヤモンド、プラチナ、鉄鉱石などの鉱物の世界的産地でもあります。
ルイボスの長い根が豊富なミネラルを吸い上げ、過酷な環境を生き抜くそのパワーが、高い抗酸化作用の源であり、ミネラルが豊富に含まれているのですね。